2017.06.02
こんにちわ。
梅雨の晴れ間で、静岡県富士市では朝から25度だったりと本当に夏が近づいているんだなぁと
暑さ寒さがとっても苦手な私は日々憂鬱になってしまいますが、
皆さんはいかがお過ごしですか?
今日は、そんな暑さ寒さが関わる断熱性能について迫りたいと思います。
省エネ基準やZEHなど住宅の性能が見える化が進む中、
断熱性について、暖かい地域で思った素朴な疑問。
例えば、断熱地域区分が【北海道と同等】などとうたわれていても、
『この地域は寒くないからなぁ』とか
『寒さに強いってことは夏は暑いのかしら?』など
考えちゃうことはありませんか?
ご存知な方もいるかもしれませんが、そもそも【断熱】というものは
暑さを防ぐもの、寒さを防ぐものというと少しニュアンスが異なり、
『熱の行き来を防ぐ』ものになります。
夏であれば、
外の暑い熱が部屋の中に入らない様に、
部屋の涼しくした温度が外に逃げないように。
また冬であれば、
外の寒さが部屋の中に入らない様に、
部屋で温めた温度が外に逃げないようにしています。
■断熱性能が良いと冷暖房効率もあがる?
もし、外の暑さ・寒さが部屋の中に入ってきてしまったら、
部屋で冷やした空気があたたまってしまったり、
部屋で温めた空気が冷えてしまったりするので、
冷暖房の温度を上げたり下げたりして調整しませんか?
断熱性能が良いということは
外の暑さ・寒さが部屋の中に入らないように
また部屋で快適にした熱が外に逃げにくくなっているので、
部屋の温度がある程度一定であり冷暖房の温度も一定になります。
■熱移動のしやすさ=熱伝導率を見ればわかる?
熱の移動のしやすさを数値で表したものが熱伝導率になります。
数値が低ければ低い程、熱を伝えにくいものになります。
ただし、要注意!
ゼロエネ住宅、高断熱性能住宅は、住宅に使われる一部分の性能だけで判断するものではありません。
例えば断熱材は高性能なものを使用したとしても、
窓はものすごく熱を通してしまうものであった場合、
結果的に家全体で考えると、【高断熱性能を有する住宅】とはいえなくなってしまう可能性があります。
その逆も一緒です。
出来上がってしまったら見えない部分のひとつでもある、断熱。
住んでみると実感出来るけど、建築中は見える部分に気を取られてしまい、
おろそかにしがちな部分でもあります。
しかし、今は住宅の性能は、住宅全体で考える時代です。
断熱材だけ良くすれば、窓の性能だけ良くすれば良いんだではないこと
この事を知っている知らないでは、大きく違いが出ます。
あなたやあなたの家族が末永く住む住宅造りのためにも、絶対に覚えおいてください。
こちらもぜひ御覧ください。
住宅展示場のご案内
「PREMAKE」実物大モデルハウス展示
山梨県 富士吉田店
山梨県富士吉田市上吉田東4丁目14番18号
「MUQNEX ZEH」実物大モデルハウス展示
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